主婦のPower Automate|ファイル名に”今日”の日付を入れる

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こんにちは、みいまま(@mi_mama.rpa)です。

Aさん
Aさん

ファイル名に今日の日付を自動で入れるには

どうすればいい…?

 この記事では、

  • 「ファイル名に現在の日付を入力する」フローの自動化方法

について書いていきます。

 

PAD-日付入力後のファイル名

「2024.02 請求書」「2024.2.23 注文データ」のように、

ファイル名に都度、日付を入力して保存している

1ファイルならまだしも、10ファイルだったら?毎日だったら?

 

こういう手作業も自動化できるようになりたいな、と思い

今回作ってみました。

この記事がフロー作成の参考になれば嬉しいです♪

この記事を書いた人

みいまま|RPAで在宅ワークを自動化するママ

在宅事務、ブログ運営、Instagram発信をやっています

🌼30代、1児のママ

🌼スキルゼロから在宅事務を始めたものの、

 低スキルへの不安、時給制への限界を感じて

 「RPA」を使った自動化スキルの習得を決意。

🌼エンジニア未経験 ⇒ RPAで在宅事務の手作業を自動化

🌼効率化、自動化スキルの勉強記録、在宅での働き方について発信しています

作業の流れ/フロー図

作業の流れ

今回は、下図のファイル名を

「絵本リスト」 ⇒ 「2024.2.23 絵本リスト」

に変えるフローを作っていきます。

PAD-日付入力後のファイル名
作業の手順
  • STEP.1

    新しいフローを作成する

  • STEP.2

    現在の日時を取得

    …「2024/2/23」をdatetime値で取得します

  • STEP.3

    datetimeをテキストに変換

    …日付を【2024.02.23】の形でテキスト値に変換します

  • STEP.4

    ファイルの名前を変更する

    「2024.2.23 絵本リスト」に変更します

  • STEP.5 実行

フロー図

ファイル名に日付を入力してみよう

STEP.1 新しいフローを作成

まずは新しいフローを作成します。

ファイル名は

【練習1(ファイル名変更:今日の日付)】

としてみました。

PAD-新しいフローを作成(ファイル名変更:今日の日付)

STEP.2 現在の日時を取得

フローデザイナーが開いたら、

左列から「現在の日時を取得」アクションを探します。

PAD-現在の日時を取得

「現在の日時を取得」をダブルクリック(or真ん中の「Main」へドラッグ)。

PAD-現在の日時を取得(2)
  • 取得:「現在の日付のみ」を選択
  • タイムゾーン:「システムタイムゾーン」を選択
  • 生成された変数:%CurrentDateTime% 

今回「時刻」は使わないので、

取得するのは「日付のみ」でOKです。

 

また、「システムタイムゾーン」と「Windowsタイムゾーン」の違いは、

  • 「システムタイムゾーン」
    …Power Automate Desktopが実行されているコンピュータのシステム設定に基づいて日時を取得。
  • 「Windowsタイムゾーン」
    …コンピュータの設定されているタイムゾーンに基づいて日時を取得。

基本的には2つは同じ時刻を示すことが多いようなので

タイムゾーンはどちらを選んでもOK。

 

このアクション操作で、

【2024/02/23】

という日付が取得できました!

つまり、

変数「CurrentDateTime」【2024/02/23】(datetime値)となります。

「%CurrentDateTime%」=「今日の日付」(datetime値)

CurrentDateTime変数イメージ

STEP.3 datetimeをテキストに変換

STEP.2で取得した【2024/02/23】という日付は、

datetime値」という日付を表す特殊な値です。

 

そのままではファイル名に使うことができないため、

datetime値⇒「テキスト値」に変換していきましょう。

 

左列から「datetimeをテキストに変換」アクションを探します。

PAD-datetimeをテキストに変換

「datetimeをテキストに変換」をダブルクリック(or真ん中の「Main」へドラッグ)。

ひとつ上にある

「テキストをdatetimeに変換」

と間違えないように(笑)

PAD-datetimeをテキストに変換(2)
  • 変換するdatetime:%CurrentDateTime%
    =取得した現在の日付
  • 使用する形式:「カスタム」を選択
  • カスタム形式:yyyy.mm.dd
  • 生成された変数:%FormattedDateTime%

変数【CurrentDateTime】の中には、

STEP.2で取得した「現在の日付」が入っています。

CurrentDateTime変数イメージ

この日付をテキスト値に変換していくため、

「変換するdatetime」では、変数【%CurrentDateTime%】を選択します。

 

また、「/」(スラッシュ)はファイル名に使用できないため

表示形式も「yyyy.MM.dd」の形に変えていきます。

これで

【2024.02.23】

が取得できました!

FormattedDateTime変数イメージ

%FormattedDateTime% 」=「今日の日付」(テキスト値)

ちなみに、月の表示を「02」ではなく「2024.2.23」にしたいな…

というときは、「yyyy.MMM.dd」にすればOK。

1~9月(一桁) ⇒「2024.1.1」

10~12月(二桁)⇒「2024.10.1」

となります。

STEP.4 ファイルの名前を変更する

最後に、ファイル名に日付を入れて、

「絵本リスト」「2024.02.23 絵本リスト」に変更していきます。

 

左列から「ファイルの名前を変更する」アクションを探します。

PAD-ファイルの名前を変更する

「ファイルの名前を変更する」をダブルクリック(or真ん中の「Main」へドラッグ)。

ファイルの選択や名前の付け方を設定していきます。

PAD-ファイルの名前を変更する(新しい名前を設定)
  • 名前を変更するファイル:「絵本リスト」のファイルパス
  • 名前の変更の方法:「新しい名前を設定する」を選択
  • 新しいファイル名:%FormattedDateTime% 絵本リスト
  • ファイルが存在する場合:「何もしない」or「上書きする」

「名前を変更するファイル」には、

名前を変えたいファイルのパスを入力するか、右端のアイコンからファイル選択。 

今回はExcelで作った「絵本リスト.xlsx」を選びます。

 

「新しいファイル名」には、

STEP.3で取得した「%FormattedDateTime% 」+(半角スペース)+「絵本リスト」を入力。

このアクション実行すると

【2024.2.23 絵本リスト】

というフィル名に変えることができます!

PAD-日付入力後のファイル名

今回参考にしたのはこちら★

(参考リンク)日付を取得する方法 – 完全自動化研究所

(参考書籍)はじめてのPower Automate Desktop―無料&ノーコードRPAではじめる業務自動化
著者:株式会社ASAHI Accounting Robot研究所 | 2021/9/27

↑画面やアクションなどの「基本的な操作」から、「WEB操作」、「Excel・CSV操作」、「UIアプリケーション操作」など
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気付き/まとめ

ちなみに、「名前の変更方法」で「日時を追加する」を選んでも

同じように【2024.2.23 絵本リスト】というファイル名に変えることができました。

PAD-ファイルの名前を変更する(日時を追加する)
  • 名前の変更の方法:「日時を追加する」を選択
  • 追加する日時:「現在の日時」
  • 区切り記号:「スペース」
  • 日時の形式:「yyyy.MM.dd」

このやり方なら、

STEP.2~3の手順が不要です。

Aさん
Aさん

変数も使わなくていいし、

こっちのやり方でいいんじゃない?

確かに、「現在の日時」しか入れない作業なら、このやり方でもいいと思います。

 

でも今回は、わざわざ「現在の日時を取得する」アクションを使って

変数を使うやり方を書きました。

その理由は2つ。

①「日時を追加する」やり方だと、決まった日付しか取得できない。

②取得した日時を変数に入れれば、他のアクションで活かせる。

PAD-ファイルの名前を変更する(日時を追加する)

上の「追加する日時」で選択できるのは、

「現在の日時」「作成時間」「最終アクセス日時」「最終変更日時」のみ。

でも、現在の日付を使う作業ばかりじゃないですよね。

 

例えば、「翌日」の日付をファイル名に入れたいとき。

上の「日時を追加する」やり方ではできません。

じゃあどうするか。こういうやり方になるんではないでしょうか。

 

まず「今日の日付」を取得して、

その日付に【+1日】する。

「加算する日付」アクションを使えば

翌日の日付が取得できます。

こんな風に、過去や未来の日付を取得するなど、

他のアクションで使えるようにするためには

「現在の日時」をまず取得して、それを変数に入れないといけません。

そうすることで、+1日したりー1日したりできるんです。

 

私自身、新たな気づきでした。

今回の記事はここまで!

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最後まで読んでくれてありがとうございました♪

 

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