主婦のPower Automate|スプレッドシートをPDF化する

主婦のPower Automate自動化フロー~スプレッドシートのPDF保存~ リスキリング

こんにちは、みいまま(@mi_mama.rpa)です。

※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。

Aさん
Aさん

スプレッドシートをPDF保存する作業を

自動化したいけど、どうしたらいい?

リモートで仕事をしていると、スプレッドシートを使う機会も多いかもしれません。

この記事では、

  • 「スプレッドシートをPDF保存する」フローの自動化方法

について書いていきます。

フロー作成の参考になれば嬉しいです♪

この記事を書いた人

みいまま|RPAで在宅ワークを自動化するママ

在宅事務、ブログ運営、Instagram発信をやっています

🌼30代、1児のママ

🌼「時給制」に時間と収入の限界を感じ、
少ない時間で働いて稼ぐ主婦になるため「RPA」で自動化スキルの習得を決意。

🌼RPAで在宅事務の手作業を自動化

目次で見たいところをクリックすれば飛べますよ~

はじめに

以下を前提条件とします。

前提条件

・開くスプレッドシートは特定のもの(URLが分かっている)
・PDF化するシートは先頭のシートのみ
・保存先は「デフォルト」もしくは「デスクトップ」

準備するもの

・スプレッドシート
(今回使うスプシはこちら。タイトル「RPA練習用」)

自分のRPA勉強記録メモです(笑)

「作業フロー」と「使うアクション(部品)一覧」

みいまま
みいまま

今回使うアクションはこちら👇

ダウンロードの方法が
①「Ctrl+P」(印刷設定)からするパターン

②メニューバー→ファイル→ダウンロード→PDFを選ぶパターン

どちらで進めるかで、フローが少し異なります。

みいまま
みいまま

どっちも分かるように書いておくね

【パターン① Ctrl+P】

スプレッドシートを開く
  ↓
Ctrl+Pを押す
  ↓
「次へ」をクリック
  ↓
Enterで「保存」
  ↓
「フォルダパス」欄に保存先デスクトップ」フォルダのパスを入力
  ↓
Alt+Sで「保存」
  ↓
メッセージ「PDFが完了しました!」の表示

【パターン② メニューバー】

スプレッドシートを開く
  ↓
Alt+F、D、Pで「ファイル→ダウンロード→PDF
  ↓
「エクスポート」をクリック
  ↓
デフォルト(ダウンロードなど)に保存される
  ↓
メッセージ「PDFが完了しました!」の表示

使用するアクション一覧
  • 「新しいChromeを起動する」
  • 「キーの送信」
  • Webページのリンクをクリック
  • wait
  • 特別なフォルダを取得
  • メッセージを表示

スプレッドシートを開く

「新しいChromeを起動する」

まずは以下の手順で、スプレッドシート「RPA練習用」を開きます。

手順
  1. アクションの検索窓🔎で「起動」と入力。
  2. 「新しいChromeを起動する」アクションを
    メインフローにドラッグ(もしくはダブルクリック)。
  3. ・起動モード:新しいインスタンスを起動する
    ・初期URL:スプレッドシートのURLを入力
PADアクション-新しいChromeを起動する
変数はこのままでも、「スプシ起動」など日本語でも◎

「Wait」

「Wait」は、指定した秒数の間、次の動作へ進むのを待ってくれるアクション。

特にスプレッドシートは読み込みに時間がかかり、

「次の動作で指定した画面が見つからない」などエラーになりがちです。

みいまま
みいまま

そんな時に便利なのが、「wait」アクション!

スプレッドシートの起動と次の動作の間に「Wait」を入れ、

「5秒」「10秒」など適度な秒数を設定してみましょう。

手順
  1. アクションの検索窓🔎で「wait」と入力。
  2. 「Wait」アクションを
    メインフローにドラッグ(もしくはダブルクリック)。
  3. 期間:「5」など適度な秒数を入力
PADアクション-Wait

ダウンロード画面を開く

PDFでダウンロードするには、

①「印刷設定」→「pdfを選択」
②「ファイル」→「ダウンロード」→「pdfを選択」

この2パターンで操作できます。

コピー機で印刷する機会が多い場合は
①だと都度「送信先」を変えないといけないので、②がおすすめ

私もそうですが、家に印刷機がないなど、
PDF保存しか使ってない人はどちらでもやりやすい方でOKです^^

「キーの送信」

スプレッドシートの場合、「ファイル」などのボタンを
直接クリックさせようとするとうまくいかないので、

①②どちらもショートカットキーを使った方が早くて確実。

以下の手順で、ショートカットキーの入力を指示します。

手順
  1. アクションの検索窓🔎で「キー」と入力
  2. 「キーの送信」アクションを
    メインフローにドラッグ(もしくはダブルクリック)。
  3. キーの送信先:ウィンドウのインスタンス/ハンドル
    ウィンドウインスタンス:スプレッドシート起動のときに設定した変数
    送信するテキストは、以下参照
みいまま
みいまま

送信するキーは

①と②で変わるよ

①「印刷設定」→「pdfを選択」の場合

送信するテキスト(①の場合)

{Control}({P})

②「ファイル」→「ダウンロード」→「pdfを選択」の場合

送信するテキスト(②の場合)

{Alt}({F}) ({D}) ({P})

({F})、({D})、({P})の間には
それぞれスペース(全角・半角どちらでもOK)を入れましょう。

Alt+【F】:ファイルを開く→【D】:ダウンロード選択→【P】:PDFを選択 という手順なので、
「D,Pは同時に押す動作ではない
というのが分かるように、スペースを入れるとうまくいきます。

注意点

({P})の書き方に注意しましょう。( )の中に、{ }を入れて書きます。

※ControlやAltは、「装飾キーの挿入」から選択できます。

PADアクション-キーの送信
①の場合(Control+p)
PADアクション-キーの送信
②の場合:Alt+F→D→P

「ウィンドウのUI要素をクリック」

①「印刷設定」→「pdfを選択」の場合

印刷設定が開いたら、「次へ」→「保存」の順にクリックしていきます。

Ctrl+Pで出てくる最初の印刷画面
「次へ」をクリックして出てくる、送信先設定画面

コピー機で印刷する機会が多い人は、都度「送信先」を変えないといけないので、

あとで紹介する②の手順がおすすめです

みいまま
みいまま

私は普段コピー機を使わないから、

「送信先:PDF保存」から変わらない。

そういう人は①②どちらのやり方でもOK!

以下の手順で指示を出します。

手順
  1. アクションの検索窓🔎で「UI」と入力。
  2. 「ウィンドウのUI要素をクリック」アクションを
    メインフローにドラッグ(もしくはダブルクリック)。
  3. 「UI要素」→「UI要素の追加」をクリック。
  4. 「UI要素ピッカー」が開いたら
    「次へ」のボタンをCtrl+左クリック
  5. クリックの種類は「左クリック」を選択
  6. 2~5と同様のやり方で、「保存」のボタンもUI要素として追加する

「保存」をクリックした後は、ファイル名や保存先の指定画面が出てきます。

⇒次のステップ「ダウンロードの保存先を指定する」

PADアクション-UI要素の追加
UI要素の追加
PADアクション-UI要素ピッカー
UI要素ピッカー

UI要素追加の手順動画です👇

追加方法が分からない人はご参考にどうぞ。

動画内では印刷画面の前に「UI要素追加ピッカー」を開いてますが、Ctrlキーを押さなければ通常通り操作できるので順番はどちらでもOK

②「ファイル」→「ダウンロード」→「pdfを選択」の場合

「ファイル」→「ダウンロード」→「pdfを選択」を開くと、以下の印刷設定画面が出てくるので、

「エクスポート」をクリックします。

②の場合のダウンロード画面

①と同様のやり方で、以下の手順で指示を出します。

手順
  1. アクションの検索窓🔎で「UI」と入力。
  2. 「ウィンドウのUI要素をクリック」アクションを
    メインフローにドラッグ(もしくはダブルクリック)。
  3. 「UI要素」→「UI要素の追加」をクリック。
  4. 「UI要素ピッカー」が開いたら
    「エクスポート」のボタンをCtrl+左クリック
  5. クリックの種類は「左クリック」を選択

UI要素追加の画面は、ひとつ前の【①「印刷設定」→「pdfを選択」の場合】を参照。

②の場合は、「エクスポート」をクリックすると

すぐにダウンロードされます。

ダウンロードの保存先を指定・確認する

①「印刷設定」→「pdfを選択」の場合

前項の印刷画面で「保存」をクリックしたあと、

ダウンロードファイルの保存先を指定していきます。(ファイル名はそのまま)

「名前を付けて保存」…ファイルの保存先やファイル名を指定する
みいまま
みいまま

指示手順を考える前に、ポイントが2つあるよ!

  • 保存先「デスクトップ」のフォルダパスを取得する
    「特別なフォルダを取得する」アクションを使用
  • フォルダ指定・保存は「ショートカットキー」を使う
    →フォルダ指定:Ctrl+L、保存:Alt+S

このポイントに沿って、以下の手順で指示を出します。

手順
  1. アクションの検索窓🔎で「フォルダ」と入力。
  2. 「特別なフォルダーを取得」アクションを
    メインフローにドラッグ(もしくはダブルクリック)。
  3. 「特別なフォルダーの名称:デスクトップ」を選択
  4. 必要であれば「変数」を設定(例:DesktopPath)
  5. アクションの検索窓🔎で「キー」と入力。
  6. 「キーの送信」アクションを
    メインフローにドラッグ(もしくはダブルクリック)。
  7. キーの送信先:ウィンドウのインスタンス/ハンドル
    ウィンドウインスタンス:スプレッドシート起動のときに設定した変数
    送信するテキスト:{Control}({L})%DesktopPath%(←手順4で設定した変数)
  8. 手順5~6と同様に、「キーの送信」アクションを追加
  9. キーの送信先:ウィンドウのインスタンス/ハンドル
    ウィンドウインスタンス:スプレッドシート起動のときに設定した変数
    送信するテキスト:{Alt}({S})

※ControlやAltは、「装飾キーの挿入」から選択できます。

※変数は、送信するテキスト欄の右上にある「{x}」から選択できます。

※「保存」ボタンのクリックは、前項で使った「ウィンドウのUI要素をクリック」でも指示できますが、要素が見つからないエラーが防げるため、ショートカットキーがおすすめです。

PADアクション-キーの送信
Ctrl+Lで保存先フォルダパスの入力欄を選択し、変数(=フォルダパス)を直接入力する
PADアクション-キーの送信
Alt+Sを使えば、「保存」ボタンをクリックしなくても、保存できる。
みいまま
みいまま

PDFがデスクトップに

きちんと保存されているか確認してみよう!

②「ファイル」→「ダウンロード」→「pdfを選択」の場合

②の場合は、前項で「エクスポート」をクリックした時点で

ダウンロードは完了しています。

みいまま
みいまま

デフォルトで設定されているフォルダ

(例:ダウンロードフォルダ)を確認してみよう!

PDFが入っていれば特にフローの作成はありません。

メッセージ「PDFが完了しました!」を表示する

最後に、ダウンロードが完了したことが分かるように、

メッセージボックスを表示させてみます。

みいまま
みいまま

メッセージボックスは、

作業完了の報告や作業途中の確認など

色々な場面で使えるので、覚えておくと便利!

以下の手順で指示を出します。

手順
  1. アクションの検索窓🔎で「メッセージ」と入力。
  2. 「メッセージを表示」アクションを
    メインフローにドラッグ(もしくはダブルクリック)。
  3. メッセージボックスのタイトル:「完了!」
    表示するメッセージ:「PDF化が終わりました!」
    メッセージアイコン:「いいえ」(=何もなし)
    必要であれば「変数」を分かりやすく設定(「完了報告」など)
PADアクション-メッセージを表示
設定したタイトル・メッセージが表示される。

まとめ

これでスプレッドシートのPDF化を自動化できました!

みいまま
みいまま

お疲れさまでした!

PAD-「スプレッドシートのPDF保存」自動化フロー
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